黒澤ですか?いいえ黒澤です。
でお馴染みの、今回の稽古日誌担当の黒澤です。
今回はハチ子ちゃんとのW日誌担当…なのに日付がズレてしまった…ゴメン…。
稽古メニューや流れは、ハチ子ちゃんが書いてくれたとおり、
ここに来て、通しはなく、基礎やエチュード。
通しも大切だけど基礎も大切。
でもここに来て基礎だけ…
と、普通なら思いますが、
基本に立ち返る、基礎を固める事も大切。
そして何よりも、ハチ子ちゃんも言うように「皆がいるから大丈夫」の空気に包まれているんです。
それって、皆が皆を信頼している証なんですよね。
信頼しあえるからこそ、芝居を創っていけるんですよね。
残りわずかですが、少しでも皆に信頼してもらえるよう頑張ります。
さて、稽古。
噂の「暗い部屋」…の前に、OPシーンに微妙に修正が入りました。
個人的には大好きな「あるノリ」なので、楽しみです。
皆様、お楽しみに♪
そして「暗い部屋」
今回は、各登場人物で暗い部屋に入りました。
各々の役で行ったというのもあって、
役によっては沈んだり怖がったり、
逆に盛り上がったり(?)な空気。
それだけ、各々が各役になってるという事なんです。
こんなおかしな部屋に連れてこられた不安、
しかも今回の暗い部屋の中で、
終盤から「死」というものの設定が出てきた事もありました。でも、
それでも変わらない気持ち、
逆に感じたからこその思いや行動、
そういった部分を自分の中でたくさん再認識・新発見しました。
一番深く関わる相手と本編にない位にずっと近くにいる緊張感、
相手とずっと触れているたり戸惑ったりした時の感情、
周囲の人の気遣いや、他の人の感情の変化、
下手したら相手が死ぬ…と感じた時の
「相手を助けたい」そう内心覚悟を決める瞬間を感じたり、
でも怖くて不安だったり、
周囲に何気無く意識を向けた瞬間、
自分が残され相手が助かった時の、不安より安堵が上回った瞬間とか、
相手に正面から心から泣かれ、それを見た時の感情の複合とか、
相手が泣きながら助けてくれた事への、色々な感情の詰まった「ありがとう」とか…、
何かが発生する度に、
相手に対しての微妙な接し方や感情の変化や、
逆にそれでも変わらなく感情や動作とか、
それらを今回の暗い部屋を通じて、
改めて一つ一つ実際に体験したような、そんな感じです。
「暗い部屋に連れてこられた」
という面は、自分の意識の中では少し弱くて反省すべき部分でしたが、
「もし、物語が暗い部屋だった時の、相手との接し方」
は、
素直に出たものを感じる事が出来ました。
この、感じた部分を逃がさないよう、しっかり大切にしつつ、
それをいかに本編に生かせるか。
舞台が暗い部屋から「パパ散~」になって、
どこがどう変化するのか、又は変化しないのか、
何が生まれ、何が起きないのか、
一つ一つを大切にして、本番、多くの方とお逢いしたいです。
でも、次の稽古で演出や共演者から、
「それ違います」
って言われたらどうしよう(>_<)
…恥ずかしいけど本音を言うと、
あの時の暗い部屋を思い出しながら、
ウルウル状態で書いてる、そんな黒澤でした。
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