お疲れ様です、逞しい腕に定評のある大佐です。
私のブログでは観劇レビューや美術館レポートなどなどを私目線ですが書いていきます!よろしくお願いします!
今回は梅田すぐのHEPHALLへ潜入してきました!
山田ジャパン「盗聴少年」
あらすじ
とあるマンションの一室。冷え切った両親の関係にうんざりしていた少年まなぶ(15)は、毎日毎日部屋で一人パソコンに向かい、インターネット掲示板やエロ動画を眺めていた…掲示板の汚い言葉は既に退屈でしかない。ワンクリックで手に入るエロ動画にも最初は興奮したが、どこかリアリティがない。まなぶはもう…色んな事に飽きている…勿論…この家族にも…
そんなある日、何気なく飛んだ怪しいサイトで、まなぶはある興味深いアイテムを見つける。
――盗聴器だ。
「興奮MAX!クリアな音声!会話のつつぬけ間違いなし!あなたも…人の裏
側を…身も蓋もない本当の声を聴いてみませんか?」
まず、舞台美術が素晴らしい。舞台は二階建て、集合住宅。シーンによってくるくると舞台が変わっていきます。ある時は少年の部屋。またある時はお隣さんの部屋。
機能美という言葉がありますが、それを体現しているかのようでした。
そして、音楽!なんと自作されているんですね。とても心地よくて身体の中に響いてくる。この音楽が舞台の中に引き込ませる一つの要因でもあります。照明も美しく、転換がすごくわくわくするんです。あぁ、次はどうなるんだろう?と。
実は私、初めて山田ジャパンさんのお芝居を観させてもらったんですが、完成度が高かったです。そして観やすい。
会話劇とエンタメのちょうどいい間をとっているように私は感じました。
どうしてあの子が?とニュースでも度々耳にしますが、それって当たり前なんですよね。
人間本音と建前を使い分けるのだから。
私にもあります、仕事用のワタシ。友達といるときのワタシ。恋人といるときのワタシ(まぁ、恋人なんていませんけど)
一人でいるとき、人といるとき。どっちが本音でどっちが建前?
何が正解で何が間違いなのか?
ちぐはぐのまま繋がっていく関係も確かに存在している。
そんな家族の、集合住宅の、話でした。
少し長かったけれど、面白かったです。
実はこの日は制作さんで入っていたのですが、なんやかんやでバラしまでしちゃいました☆
てへぺろ☆
以上を持ちまして、報告を終えます。
大佐。
p.s.
筋肉を落とさず細くなる方法はないのでしょうか?切実に、切実に募集しております。
スポンサーサイト