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ぷろしつじ

前回の続き!!

といっても出てくる二人は別人だけど!

お題は前回と同じものを使わせていただきましたー。

http://box.usamimi.info/
今回は「」が従者(執事)で『』がご主人(お嬢)様です。

今回は細かい設定説明とかそういうのなしで。
そこ含めてなんとなく分かってもらえるようなのを今回は目指しました。

レッツちゃれーんじ!!






1 いつでもどこでも



「お疲れ様でした、お嬢様」

『ん、いつもお迎えありがとね』

「いえ、これが私の仕事ですから」

『はぁ……』

「お疲れですか?」

『え、あぁ、うん、ちょっとね』

「……あちらの方はご友人ですか?」

『え、ああ、なんかね、私のこと好きなんだって』

「……は」

『いやまあゴメンナサイって断ってんだけど、ちょっと諦めてくれなくて
 最近よく行きと帰りの時間を合わせられる』

「お嬢様」

『却下』

「まだ何も言っておりませんが……」

『やっぱり学校の中にまでついて来たいって言うんでしょ。無理だから』

「しかし、私にはお嬢様をお守りする義務が」

『男の子に告白されたぐらいで大げさだっての。向こうもその内あきらめるでしょ』

「しかし、お嬢様をお守りするのが私の職務であり使命……」

『……そうだよね、仕事だから……来たいって言ってるんだよね』

「はい、ですから」

『やっぱ来んな』

「?」






2 呼称



『お嬢様って呼び方、実はあんまり好きじゃない』

「初耳ですが」

『言ってないからね』

「おやおや……理由をお聞きしてもよろしいですか?」

『だって柄じゃないし、似合わないでしょ私には。
 普通、漫画とかだと「お嬢様」ってもっとこう可愛らしくて清楚で守ってあげたくなるような子じゃん』

「つまりはお嬢様のことではないですか」

『…………』

「お嬢様、どうかなさいましたか?」

『(くっそ、わざとやってんだったら殴るのになぁ……)』






3 口ごたえ

「ですがお嬢様」

『ですがはなし』

「しかし……」

『しかしもなし』

「……」

『どっか行ってよ、今しゃべりたくない』

「お断りします」

『……あんた執事でしょ、出来る執事はこういう時、口答えなんかせずにスッと身を引くもんなのよ』

「申し訳ございません、なにぶん不出来な執事なもので……お嬢様のお傍から離れては私の存在も意味を成しませんから」

『…………ホント、最悪な執事ねアンタ』

「はい」

『そこは口答えしていいのよバカ』






4 何様?

『……ごめん、ひどいこと言った』

「いいえ」

『怒ってるんでしょ』

「いいえ」

『ホントはさ、嫌なんでしょ、こんな家柄と態度ばっかでなんも出来ない女に仕えるのなんて』

「いいえ」

『やめたくなったらいつでもやめていいからね』

「いいえ」

『……なんでよ、私よ? 私なんかの執事なんだよ?』

「はい、貴女は私のお嬢様ですから……ですからなんの憂いもなく、これからも私をお使いください」

『……ああもう…………ありがとう』






5 我慢、我慢、我慢

『ごちそうさま』

「? お嬢様、体調が優れないのでしょうか」

『え、ああ、いや、そんなことはないけど』

「しかし、随分と残していらっしゃいますし」

『まあ、ちょっとね』

「もしや、私のお作りしたモノに何か至らぬ点があったのでしょうか
 お口に合いませんでしたか?」

『いや違うのよ……そういうんじゃなくて……』

「でしたら何が原因なのですか!? 何か私で改善できることなら致しますから!」

『っあああもう! ないわよ直すとこなんて!
 おいしいの! アンタの作るもの全部めちゃくちゃおいしいのよ!!
 でも最近それで調子に乗って食べすぎててこないだ体重計乗ったら死にたくなったの!!
 だからホントはアンタの料理食べたくて食べたくて仕方ないけど我慢してんの! わかった!?』






6 誓い立て

「旦那様、奥様、ご無沙汰しております
 お嬢様ですが、変わりなく健やかに日々を過ごしておりますよ
 とてもお元気で……えぇ、たまにですが私もどうしたものかと考えてしまう程お元気でして
 あの時のような……壊れてしまいそうなほどに泣いてばかりだった頃からは想像もできない程に
 ……はい、お嬢様にはこれからも健やかに、笑顔で過ごしていただけますように、最善を尽くす所存です
 それがお二人とのお約束ですから……それでは、また暇を見つけて、こちらにもお伺いさせていただきますね
 旦那様、奥様、失礼いたします」






7 弱み

『……ね、ねえ? ちょっとさ、見ていきたい服がね』

「ダメです。今日はまっすぐ家に帰って勉強の予定だったでしょう」

『い、いいじゃん! テスト終わったし、ちょっと羽を伸ばすくらいは』

「とお嬢様が仰いましたからテストが終わった「昨日」にはそのようにいたしましたが」

『うっ……ぐ……』

「また次の機会がございますから、どうか今日のところは」

『く……わ、分かったわよぅ…………………………………………行きたかったなぁ』

「……」

『あれ? この道、家の方向じゃないわよ?』

「今日だけですからね」

『ほ、ホントに!? ありがとー!』

「……むむ」






8 下克上

『明智光秀が織田信長に対して行った本能寺の変も言うなれば下克上な訳よね』

「そうですね、下というのは何もお互いの間柄における上下関係のことだけを指す訳ではありませんが
 獅子身中の虫だっただけに、この下克上はより痛烈なものだったことでしょう
 それこそ、当時魔王と呼ばれた信長が敗れてしまうのも無理はないほどに」

『……』

「どうかなさいましたか?」

『……いや、私はアンタが執事でよかったなーって思って
 アンタは私が裏切れって命令したって裏切りそうにないもんね』

「そうでしょうか」

『? なにその言い方、なんか引っかかるわね……だってアンタは私を裏切らないでしょ?』

「と、もしかしたら信長も光秀に対してはそう思っていたかもしれませんね」

『え、やだなにその言い方こわい、やめてよ』

「冗談ですよ」

『私、アンタに下克上されたら一晩の本能寺なんて比較にならない速さで燃える自信あるから』

「そこまで自分を過小評価なされなくても」

『アンタを正当に評価してるだけよ』

「……やはり、私からお嬢様への下克上はありえませんね」

『?』






9 支配する者される者

『執事ってさ、命令さえあれば心も変えられるの?』

「といいますと」

『……好きでもやつを好きになったりできたりするの?』

「……我々は主の命に対して忠を尽くすことが唯一の使命であり最大の喜びですから
 主がそれを望むならば、そしてその者が一流の従者であるならば、それも可能かと」

『そっか』

「ですが」

『え?』

「我々は主人の望みを満たすための道具でありながら、確かに人間です。
 ……これは私の持論になりますが、従者は主の命令を正確に遂行しながら
 しかし命令された以上の何かを自分の中で受け止めねばならないと考えています
 ただ単に主の命令だけでなく、その心の有り様を受け止め、その上で自分の気持ちを動かせてようやく
 本当の従者足り得るのではないかと」

『じゃあ、あんたも……?』

「ええ、といっても、私はまだあくまでそれを『目指している』という段階に過ぎませんが」

『そっか……』

「はい」

『わかった、ありがとね』

「何に対して、でしょうか?」

『要するに、私が本気出せばもしかしたら……ってことでいいんだよね。そういうことだよね』

「……理解はしかねますが、どうかご健闘ください」

『おー、頑張るよ私』






10 もう手放せない

「うなされていらっしゃいましたよ」

『……こわい夢、みてた』

「…………僭越ながら」

『アンタの言いたいこと分かるよ……そ、あの時の夢』

「……」

『にしても、よく分かったね』

「施錠の確認をしていましたところ、ちょうど部屋の前でお嬢様のお苦しそうな声が聞こえたもので」

『あはは、どんな地獄耳よ、この家の中じゃおちおちアンタの悪口も言えないわね』

「ご安心を、その時だけは私の聴力はその一切を失いますので」

『ばーか』

「……大丈夫ですか?」

『うん、全然立ち直ってはないはずなんだけどね、今だってすごく怖くて悲しいのに……
 なんでだろ、アンタと喋ってたら落ち着けちゃうみたい』

「さようで」

『困っちゃうね、これからあたしがうなされる度飛んできて落ち着かせないとダメみたいだよアンタ』

「かしこまりました」

『ちょっとは嫌がりなさいよ』

「理由がございませんので」

『……私がホントに一生立ち直れなかったらどうすんの』

「何か変わりがございますか?」

『…………ったく、もぅ、ほんとにアンタってやつは」






それも悪くないか…………とか、思わせないでよ、バカ。












終。
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