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S S 更 新 !

今回は「種族別」です!

ちょっとハードル高め! 更に言うとややハードな展開も入ってます!

いつもみたいにサクっと軽い感じではあんまりないので見るときはご注意を!








異種族的10のお題

● 初めまして?

「え…………」

『あ…………』

「…………」

『…………』

「…………」

『…………』

「おっ……に、人魚……?」

『…………お?』



(後に人魚は『今なら分かるけど、あの時アイツ私の尾びれより胸の方ばっかり見てたわ』と語る)



● 視線が合うことがくすぐったい。



「な、なあ」

『なに』

「なんか服を着ようぜ」

『ふく……って、あんたが体に巻いてる布だよね? なんで?』

「なんで、っていうか……」

『ヤよ。水の中でそんなもの着けてたら邪魔じゃない』

「じ、じゃあ手拭いとかホント小さい布でいいから巻いて前隠してくれ!! でないとお前と目合わせて話もできないっ」

『私の顔が見たいの?』

「そうだよ!!……え、いやちがっ、いや違くはないけど!!」



● 属性違い。

『火は嫌い。だいっ嫌い。見るだけで怖くて仕方なくなる……』

「(………………タバコ、やめよう)」

『人間も、キライ』

「(………………人間ってどうやってやめればいいのかな)」




● 怖くて怖くて仕方がなかったけど。

『ねえ、人間ってさ……暖かいの?』

「? どうしたんだよ急に」

『別に。聞いただけ』

「……なら、俺に触って確かめてみるか!? と、とか言ってみちゃったりなんかして……」

『じゃあ……触っていい?』

「え」

『ダメならいいごめん』

「い、いやいやいやいや! ダメじゃない全っ然ダメじゃない!!」

『そ……そう?』

「お、おう!」

『じゃ、じゃあ手……触ってもいい?』

「お、おう!」

『……』

「……」

『やっぱり、暖かいね……』

「結構……冷たいんだな」

『そりゃ、水の中にいるからね…………冷たいと嫌だよね』

「い、嫌じゃねえよ! 全然嫌じゃねえよ!」

『う、うん?(……アレ、なんかさっきより暖かくなった)』



● 相手と感覚が違うんだと、今気付いた。

「ごめん、明日は来れないんだ」

『なんで謝ってるの?』

「ですよねー」

『……なにかあるの?』

「ん、ああ、明日俺の22の誕生日でさ。いいって言ってんのに親が祝うって聞かなくて」

『……ふぅん』

「あ、そういや聞いたことなかったけど、お前っていくつなの? 俺と同じくらい? 見た感じ年下っぽい……」

『106』

「……え?」

『106歳だけど……なに?』

「あ、い、いや……その……」

『なに?』

「わ、わるい……明日の準備もあるし……今日は帰るわ」

『……うん』

「じゃ、じゃあな」

『うん、じゃあね』



なんで忘れてたんだろう。あいつが俺と違うってこと。

なんで今更気づいて、今更……あいつと同じ時間を生きられないことにいちいちショックを受けているんだろう。



「バカなんじゃないのか……俺……」





● どこまで変わっているんだろう。

「……」

『あんまりじっと見ないで』

「わ、悪い、つい……けど、最初会ったときはそんなこと言わなかったろ」

『最初会ったときはあんたのことなんてどうでもよかったもの』

「さ、さいですか……」

『でも……今は違うから……』

「……嫌じゃないのか」

『昔の私なら嫌って言った…………それ以上は言わせないで……バカ』

「……ああ」






● 一瞬の永遠――永遠な一瞬。

『……後悔してる?』

「え?」

『なんて言えばいいのか分からないんだけど……ショック、だったんでしょ?
 私の歳を聞いたとき……私とあんたが【違う】んだって分かったとき』

「……バレてたか」

『わかりやすいもん』

「正直、どうしようかって思ったよ。俺がお前と一緒の時間を生きられないんだって気づいたとき。
 その時はまだ後悔しなかったけど、この先後悔するかもしれないって、思っちゃったからさ……でもさ、考えてみて気づいた」

『何に?』

「考えるまでもなかったことに」

『?……えっと』

「確かに俺はこの先後悔するかもしれない。長い長い時間をかけて、色んなことを後悔するかもしれない
 けど、どんなに長い時間をかけて後悔したって、ほんの一瞬、たった一瞬だけでもこう思えたなら
 それは、例えどんなに後悔が強くても、全然まったくこれっぽっちも歯が立たないんだって……そんな気持ちがあるんだってこと」

『……その、気持ちって?』

「え、あー、えっと……な、なんか口に出して言うってなると結構恥ずかしいな」

『言って』

「えっと」

『言って』

「それはな――――――」



君と会えてよかった、って。



● 手の上で複製が踊ってる。

村のもの達よ、聞いてくれ!!

今日、村のはずれにある洞窟の湖でこいつを見つけ、戦いの末に仕留めた!

こいつがなんだか分かるか? ……そう、人魚! 人魚の雄だ! 文献に描かれていた姿そのものの、まさに本物の人魚というわけだ!

だがみんな、人間に酷似したその姿に惑わされてはいけない! こいつらはとても強く賢く、しかし凶暴である!

その証拠に、こいつを仕留める際の戦いで、屈強な男が一人、内臓を破壊される大怪我を負わされたのだ!

みんなも知っていると思うが、洞窟の湖は海へと繋がっている……この言葉の意味が分かるか?

人魚は【いる】! 恐らくはまだ無数に、だがしかし我々に見つからぬ場所に人魚たちは【存在】するのだ!

みんな、このように凶暴な生き物達を野放しにしてもいいのか? 今はまだ姿を隠していても、自分達が人間より強いと判断した時

こいつらが私たちに戦いを挑まないと誰が言えるのか!? みんな、この姿をよく覚えておいてくれ

いずれは精巧な剥製を作り、みながこの恐怖を忘れぬよう、いつでも見られるようにしよう!

だから決して忘れるな! こいつらが……我々の『敵』だ!!




● 大丈夫。大丈夫。……大丈夫。

『怖い……怖いよ……』

「……」

『どうして、どうしてこうなっちゃうの?
 私たちはただ生きたいだけなのに……ただ静かに……何にも関わらずに』

「……」

『何か言ってよ、ねえ、それとも、もう敵の傍にはいられない?
 強くて凶暴で寿命も人間とは違う【化け物】とは、お別れってこと?』

「……」

『ねえ、何か言ってよっ! 何も言うことなんてないってこと!?』

「……お前の方こそ、言いたいことはそれで終わりか?」

『……え』

「何を心配してるんだよ、何を泣いてるんだよ
 俺がずっとお前の近くにいて、お前を守るのに、何を怖がる必要があるんだ」

『っ! だって……私たち、違うんだもん』

「今更だろ」

『きっと、ずっと一緒にだって生きていけない』

「それも今更。ていうか、だからどうするべきか考えていこうってこないだ話したところだろ」

『私なんかと一緒にいたら……アンタも一緒に……殺されちゃうかもしれないのに……っ』

「なんだ、そんなこと一番心配してたのか?
 ったく、最初会ったときからどっかちょっとだけズレてるよなお前って……大丈夫だ」

『どうしてそんなこと言い切れるのよ』

「大丈夫」

『なんの根拠もないくせに』

「大丈夫」

『ただの気休めじゃない!』

「気休めでもいいよ……お前が泣き止むまで、お前が今だけでも安心できるまで……ずっと俺がここで言ってやるから」

『……っ』

「大丈夫。大丈夫だよ。」




● 赤い糸を結んで、ああ、しあわせ。

人魚の肉を食べると不老になれるって話、知ってる? その時負っている傷や病もたちどころに治癒させてしまう幻の肉だって。

結構有名だし、アンタなら知ってるかもね。

今まで、同じ人魚としか暮らしてこなかった私じゃ試しようもなかったし、ていうかハッキリ言ってどうでもいい話だったけれど

でもね、最近―――おかしいって笑わないで、あるいは怒らないでほしいんだけど―――私は自分が人魚でよかったって思う。

だって、例えば、考えたくもない例えばだけど、貴方が私のために無茶をして、今にも鼓動の止まりそうな貴方が私の腕の中にいたとして

その時、私には……あなたを助けて上げられるだけの力があるってことだもん。

しかもそれは、貴方の中に私が入って、貴方と一緒に永遠に行き続けられるってことでもあるもの

一度ね、もしそうなれた時のことを想像してみたんだよ。

そしたらね

ああ、それはなんて……それはなんて……



しあわせなことなんだろう……って。



やっぱり貴方だったら怒るよね? だから今は言いません。

でも、もしその時が……貴方風に言うと、そんな時が【来てしまった】なら……






私は、喜んで―――――――あなたと一緒になりたいと、そう思っています。












終。



【テーマ】異種族との恋愛/ 異国・異種

お題素材配布元:Abandon


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