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カモS Story.8 【 「』 】 +α

※留意点



カモフラ の二次創作SSになります。
そういうの苦手だぜって方は全力で回避を!


以前リクエスト頂きました「Aチームの白金とBチームの白金を喋らせてほしい」
というお題で書きました。


閲覧の際は、読者様ご自身のイメージや理想を著しく崩す可能性がございます。
そちらをご承知の上で先にお進みください。






あ、あと最後に



【嘘予告】注意!!











空間





人間


二人








白い二人の男


遭遇


沈黙


沈黙


沈黙


開口






『こんにちは白金先生」


「……どうも、白金先生』


『相変わらず浮かない顔をしていらっしゃる。何かありましたか? いや、何もなかったのかな?』


「あなたはいつも通り訳もなく笑っていますね。面白いことなんてないのに」


『やだなぁ、面白いことなんて世の中のどこにだって転がっていますよぉ』


「見解の相違ですね」


『解っていたことでしょう』


「俺たちがこうして話すことになんの意味があるんでしょうか」


『僕たちがこうして話すことになにか意味が必要でしょうか』


「意味のないものなんて無価値ですよ。アイデンティティの存在しない人間と同じだ」


『まあまあ、意味のないモノも偶にはいいじゃないですか。無価値ではあっても無味ではないかもしれない』


「食事に時間を取りたくないタチでね。味について考えたことはない」


『おや、食事を目の前にした時、味に対する期待や焦燥を感じる事こそ醍醐味だというのに』


「話が合いませんね」


『ははは、まったくですねぇ。けれど、しばらくの間話さないといけないみたいですよ』


「なんて無駄な」


『無駄を楽しみましょう』



開始












カモS Story.8 【 「』 】












―――問い

アイデンティティのない人間とはイコール何を指す?






「死体」


『随分と極端な言い方をされますねぇ』


「好きでしょう。極端な言い方」


『ええ。それが間違いであれ正解であれハッキリとしますから、大変潔いと思います』


「……」


『何か?』


「いや、大層人から嫌われる人生を送っておいでなのだろうなと察しただけです」


『いやぁ、さすがは白金先生だぁ。
 そうなんですよ何故か僕はそんなつもりなんてないのに人に嫌われがちなんです。つらいなぁ。
 あなたと同じですよ』


「死体から嫌われたところで」


『まったく大変固い意志をお持ちのようで羨ましい』


「あなたが脆弱なだけでしょう?」


『確かに。僕は自分が脆弱なことを知っています。あなたと違って』


「……あなたの見解は?」


『計算式を書かずに暗算で答えを出せる問題』


「は?」


『僕にとってアイデンティティを見出していない人間はそういった対象です
 別に嫌いでもないし邪魔だとも思いませんが
 向こうも同じように僕を好きになれないというのなら、お互いに干渉する意味もないでしょう』


「自分が周囲から好かれない理由……実際のところは気づいているんですね」


『さあ?』






沈黙






『黒村の話をしましょう。それがいい』


「なるほど、俺とあなたができる話といったらそれくらいのものですからね」






―――問い

双方にとって黒村とはどのような存在か






『友人であり、僕がもっとも必要とする存在』


「友人であり、正しく生きるべきである存在」






沈黙






『また見解の相違ですねぇ』


「解っていたことです」


『そちらからお聞きしても?』


「黒村……正確には黒村智が生み出した人格の統合のための条件、ご存知ですね」


『ええ、もちろん。本人が「一人に戻りたい」あるいは「消えたい」と強く願った瞬間、ですね。
 ああ、今思えばこの条件に行きつくまでにも色々と苦労しましたねぇお互い』

「ええ。そしてその答えにたどり着いた時、俺は強く高揚しました」


『ほう?』


「黒村。
 あそこに今いる黒村という男は、存在そのものが「生きたい」という強烈な叫びなんだ。
 ただそこにいるだけで自らの存在理由を証明し、だからこそ確かにそこに存る
 あんなにも「人間」として成立している存在を……俺は他に知らない」


『他の人格たちは?』


「彼らにも近しいものを感じます。出来ることなら彼ら全員を延命したい」


『なるほど。そこは同じですねぇ』


「ただ、黒村智という人間の精神的また物理的キャパシティにおいてそれは不可能であること
 更に黒村以外の全員は心のどこかで自分が消えることを納得しているという点で、私は黒村を優先させる」


『優先、ですか』


「なにか?」


『いえいえ、あなたらしい言い方だなと思っただけですよ。これは素直な感想として』


「……自分にとってもっとも大事な存在が黒村だから、他の人格を消すのは心苦しいが黒村を生かしたい」


『はい?』


「と言えば、あなた好みのあなたらしい言い方になるだろうと思いましてね」


『……ふむ、流石は白金先生』


「それで? 白金先生」


『……僕はね、智くんのことも好きなんですよ』


「……」


『ははは、怖い顔だ』


「彼は死んでいます」


『知っていますよ。それに関しては僕も同じ意見です。
 白金先生風にいうと智くんはそれはもう見事な死体なのでしょう。僕にしてみれば……哀れでなりません
 ただね、そんなモノにこそ、僕たちのような存在の力は必要だとそうは思いませんか?
 逆に言えばね、彼らがいるからこそ僕らは存在していられるんですよ』


「必要とされれば、こちらもその相手を必要だと思わなければならないと?」


『……くっ、ふふ……まったく、あなたは本当に揺るがない人だなぁ
 そういうところは少し羨ましくなりますよ』


「あなたのように揺らいでいたのでは、黒村を生かせない」


『安心してくださいというのもおかしな話ですがそこは心配いりませんよ
 あなたが仰ったように精神的物理的にどうしようもない事は僕も理解しています。
 誰かを必ず消さなければならない。選ばなければならないんだ。
 ―――僕は黒村を選びますよ。友達ですからね』


「当然ですね」


『あなたはどうなんでしょうか?』


「はい?」


『あなたは、黒村を選びますか?』


「そもそも、選ぶ余地がありますか。
 生きるべきは黒村。それ以上の理由なんて必要ないでしょう」


『友人であることも?』


「それとこれとはまた話が違うでしょう。
 俺は確かに黒村のことを重要であると感じていますが、それは直接の動機ではありません」


『だから、プランの結果として黒村に拒絶されても致し方ないと?』


「そうしなければなりません」


『それで、あなた自身が傷ついたとしても?』


「俺が傷つくことで黒村を生かすためのプランに何か支障が出ますか?」


『傷つく事は否定しないんですねぇ?』


「……」


『その上でも構わず、かぁ…………ふふっ、怖いなぁ。僕はあなたが怖いですよ白金先生』


「そうですか。俺はあなたを哀れに思いますよ白金先生」





沈黙






「―――あなたは、俺から見ればひどく不安定な人だ白金先生。
 周囲の人間にとって【自らが必要とされているか】とか、お互いの干渉をもってしてアイデンティティの構築を成そうとしている
 そんなことでは、いつか確たる自分を見失い、果ては自分が守らなければならない存在さえ見失うことになる」


『―――あなたは、僕から見ればおかしいくらい脆い人間ですよ白金先生。
 あなたは自分の中の理想と正義を信じて疑わない。自分のそれが正しくて、それ以外は寄せ付けない、羨ましくなるほどの強固な壁だ
 けれど、その壁がなくなった時、あなたは自分という存在の手に、驚くほど何も無かった事に気づいてしまうんじゃないかなぁ』






沈黙






『時間ですね』


「ええ」


『楽しかったですねぇ』


「そうですか。俺はそれほどでもなかったですが」


『では、お互いに健闘を、ということで』


「あなたのその、思ってもいない事が丸わかりの笑顔、やめた方がいい」


『あなたの話しかけることすら憚られる仏頂面も、近いうちに改善することをおススメしますよ』


「では」


『ええ』






閉口


沈黙


沈黙


沈黙


別離


白い二人の男








二人


人間





空間









存在






fin.











はい、というお話でした。

どうも、あとがきです。マナカです。

すいませんただでさえ有るかどうかも怪しい余韻ぶっ壊して

みなさまに一つお知らせがございましてですね。

今回のW白金をもちまして、以前に頂きましたカモフラSSに対するリクエストはすべて消化いたしました……し、してるよね? たぶん

まあ、したと思います。

だからというかまあ、いい節目だなと思ったので、ちょっと今回をもちましてカモフラの二次創作SSは一旦打ち止めとさせて頂こうかなと思います

結構自己満で始めた企画だったのですが、ツイッターとか直接あった人に「よかったよ」って結構言ってもらえて

ああ、下手の物好きなりに書き続けてよかったなあと思いました。皆様本当にありがとうございました。

今後一切カモS書かない!って訳ではないのですが、ちょっとだけお休みして他の色んなモノにも手出していきたいなーとか思った訳なのです。



ええと、もしかしたらお察しの方も何人かいらっしゃるかもしれませんね。なのでここで一応予告していきますね。

マナカの次回以降の記事は今年の6月に應典院さんで同時上演いたしました「オゾケ&イーッ!!」のSSを上げていこうと思っています。

一応、頭の中に書きたいなーって構想練ってるのがいくつかあるので、しばらくはそいつらを無作為に放出していこうかなって感じですね。


もしよかったら今後もご購読していただけたら、マナカ非常に浮かれます。

よろしければお付き合いください。

では、ひとまずカモSを読んでくださった皆様、本当にありがとうございましたーーー!!









【オマケ】








数年前

私たちは、私たちの手であの冬を終わらせました

あの冬のあの日、私がとても悲しく、とてもうれしかったのは

それを終わらせたら……何かが終わるということは、もう帰ってはこないものがあるからだと、そう思っていたからでした。

けれど―――


「……あなた、誰?」

「さあ? 僕も、それを知りたいなぁ」


それは、あの冬の冷たさなど、ほんの粉雪でしかなかったと嘲笑うかのように

猛烈な吹雪として私たちに襲い掛かってきました。






【速報】






「はいもしもしー、こちら成功率100%がモットーの水元…………風川さん? 風川或子さん?」

『助けて……助けてください……』



突然の依頼



「僕は誰? 僕はなに? 分からない。何かが消えてる。何かを忘れてる。思い出さなきゃ。そうだ、思い出そう
 ……ん? でも、コイツは邪魔だな……今一番前に出てきてるコイツ……消そうかな」

「だ、ダメっ!!」



崩れ落ちる平穏


「白金さんには連絡つかんか……ったく人格の暴走とか、こういう時こそあの人の出番やろうに」

「人格の暴走? どういうことですか社長?」

「まだ終わってなかったっちゅーことやろ……二帯、お前やったらまだ全員と個人的な付き合いあるよな?」

「は、えと、誰とですか?」

「あの時の工作メンバーとや」

「……え」

「もう一回、みんなに働いてもらわなアカンな」



召集



「……ハァ!? なんなんですか今更! 嫌ですよもう!」

「社長、やめてください。俺はもう引退した身です……俺は今はもうしがないTSUTAYAの社員なんです」

「あのすいません、よく聞こえないです 耳おっきくしましょか?」

「えー、でも冬コミがぁ」

「あ、二帯さんやったんスか。すいません最近ストーカーの女の子に付かれててその子からの電話やと思ってずっと無視ってました」

「…………(まいて)」



精鋭たち



「つまりは黒村さんの『自らを消したい』という罪の意識から生まれた新たな人格が
 黒村さんという存在そのものを圧迫して消し去るため、過去に統合した人格たちをすべて解き放ったと
 そういう解釈で間違いありませんか? 或子さん。ぺろぺろ」

「なんでコイツ相変わらずこんな腹立つんやろな」

「カスや」

「カス」



切迫する事態



「よォ……都環」

「く、黒村、さん?」

「イライラする……抱かせろ」



「先生……?」

「よかった……もう、大丈夫みたいだね、蛍香ちゃん」



「凛ちゃん、僕ね、君に言えなかったことがあるんだ。もう遅いかもしれないけどさ……聞いてもらっていい?」

「……え?」



彼らの心のゆく先とは



「ねえ……ねえ……約束、覚えてる?」

「さあ……どうだろうな」



この冬、あなたはあの、激しくも儚い 心が生き残るための戦争 を、もう一度目にする。



「もう、消えてしまいたい」






カモフラ Hearts War MingleⅡ  ~大切なあの人守りたいのですが~






「……誰だ?」

「黒村、まだ【そこにいる】な?」






今冬、公開



しない。











ファーーーーーーwwwwwwwwwww






終。
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