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オゾS Story.5【おとこおんなおとこ】 by.マナカ

大変お待たせいたしました。

ようやくのSS更新でございます。

申し訳ございません、宣誓していた期日を大幅に過ぎてしまいました。

約束を守れない男は死ねばいいですのにね(^^)

はい、まあ気を取り直して行こうと思います。

今回は劇団員のきゃなちゃんから、ぼんやりリクエストを頂きました。

「大福が男の子と恋愛をしたら」


という切り口の作品でございます。

ただ、ですね。

その条件を満たすために今回結構無茶をしまして。

「もはやこれオゾケの二次創作である必要なくね?」

的なところまで行ってるかもしれません。

まあ、プラスに考えれば本編を見てない人でもまっさらな気持ちで見られる作品にはなっていると思います。

ただ、そこは注意しながら先に進んで頂けますと幸いです。



以下、留意点!


・オゾケ の二次創作SSになります。
 そういうの苦手だぜって方は全力で回避を!

・閲覧の際は、読者様ご自身のイメージや理想を著しく崩す可能性がございます。
 そちらをご承知の上で先にお進みください。

・「学園パロディ」と呼ばれる、キャラクターを「もし学生だったら?」という視点で創作したものです。
  そういうのマジ無理!! って方はご注意をば!!

・「怖気苺女学園」とも別の、オゾケキャラが共学に通っていたら、という設定パラレルです。

・お題目の通り、大福と恋愛する【男の子】が登場します。
 また、本編中で大福の相手役であった タルト が今回の作品には登場いたしません。
 その点を容認して頂ける方のみお進みください。

・「」が男の子。『』が大福。[]がちょこっとだけ登場するムースです。

お題はこちらからお借りしました ↓

[リライト]  http://lonelylion.nobody.jp/

恋愛に臆病になる10の感情











1.こころが生み出す闇



小さい頃から、男の子みたいだね、と言われて育ってきました。

実の両親からもそうだったし、親戚のおじさんおばさんからも、友達からも

だから自分はどうやら男の子っぽいのだろうということを不思議に思ったことはなかったし
むしろ、それを楽しんでいる部分もあったりして

男の子の服を着て、カッコいいと言われる事は正直悪い気分ではなかったし
小学生くらいまでは体を動かす事が好きだったから
もっぱらそういう動きやすい服装で男子に混ざって遊ぶのが日常だったくらいでした

でもある時、『ほんの少し気になる男の子』が出来ました。
恋とか愛とかそんな上等なものでは無かったと思います。
或いはそうなる可能性もあったかもしれないけど、でも、そうはなりませんでした。

「大福はなんていうか、女の子って感じじゃなくて、ホント男友達って感じだよなぁ」

そう言われました。

ショック、という程のモノでもありませんでした。

ただ、胸の奥がほんの少しチクリとして
ほんの少しズキリとして

そのとき、僕のなかにあった『もしかしたら恋になったかもしれない気持ち』は終わりました。

あの時から、僕の胸の中の チクリ や ズキリ は
大きくなったり小さくなったりを繰り返しています


今でも周りの女の子からは「カッコいい」と褒められる事があります

男子からも「他の女子より話しやすい」と言われます



そんな時に、思ってしまうのです。



僕は、どうして女の子だったんだろう、と。






2.はつこい



「……へぇ、そりゃまた、苦い思い出だな」

『どれ?』

「いや、だから初恋だろ?」

『初恋、だったのかな?』

「いつも目で追ってた異性に《そんな風には見れない》って言われて胸が痛んだ。じゃあそれは恋だろ」

『へぇ、ずいぶん詩的だね。似合わないよ?』

「分かってるよ……で?」

『ん?』

「それが、お前が恋愛しない理由?」

『いや、しないっていうか、そんな選べる側の意見じゃないよ。
僕は出来ないだけ』

「でもお前モテてるじゃん。告白とかされるんだろ」

『イヤミ?女子にだけだよ』

「……女子に《しか》されねえの?」

『女子に《しか》されませんね』

「……へぇ、男子からも普通にされてるのかと思った」

『ないよ。一度も……もしかして、それもイヤミ?』

「な訳ないだろ」

『まあ、僕みたいな男女を好きになる男子なんていないってこと。君だって分かるでしょ?』

「……もし、お前のこと好きだってヤツが現れたら?」

『あはは、なにそれ』

「いるかもしれないだろ」

『……うーん、そうだなぁ、まずモノ好きな人なんだなって思うだろうね。
僕が男の子だったら、きっと僕みたいな男女は好きにならないから
……あとは、怖い』

「怖い?」

『なんでそうなのか分からないから。
 だって、僕はこんなだもん。
その人が、僕の何をもってそんな風に思ってくれるのか理解できないし
 ……それに、その人が何を思ってたとしても、僕はきっとそれを裏切って、ガッカリさせる事しか出来ないから
それが、怖い』

「……心配性なお前らしい」

『ていうか、口より手を動かしてよ、君が委員会の提出資料明日までだっていうからこうして手伝ってるのに』

「いやぁ、流石は大福さんだ、一人で俺の三人分働いてくれる」

『違うよ、君が僕の三分の一以下なだけ』

「条件は同じなのに何だこの敗北感……」

『いいから』

「…………」

『…………』

「なぁ」

『なに』

「お前のこと、怖がらせていい?」

『え?なにそれ』

「俺さ、お前のこと好きだわ」

『…………は』

「お前と付き合いたい」






3.こんなに不安なのは自分だけ



「よっ」

『……おはよう』

「なぁ大福、今日の数学の課題やってきた? 答え合わせさせてもらっていい?」

『え、ああ、ごめん、やってないや……』

「へぇ、珍しいなお前が忘れるなんて。良かったら見せようか? 答え合ってる保障は出来んけど」

『いや、大丈夫……あ、ごめん、僕ちょっとお手あら……』

「ん?」

『あ、いや、職員室に用事があるから、先に行っててもらっていい?』

「ん、そうか? 分かった。遅れないようにな」

『うん』



…………



『なんで、彼はあんな平気そうなんだ……なんで、こんなにも怖がってるんだ、僕は』






4.だから、わざと不機嫌



「……」

『……』

「……」

『……』

「なぁ、怒ってる?」

『怒ってないよ』

「怒ってるだろ」

『怒ってない』

「じゃあ、目見て話してくれよ」

『……』

「…………これは、振られたって、思った方がいいのか」

『……なんなのさ』

「え?」

『なんで君はそんなにも普通なの? 僕はっ……僕は、君が、僕のことを、なんて、あんな変なこと言うから
 何かの間違いなんじゃないかって、でも間違いに……したく、なくて、だから僕も、少しでも間違えちゃいけないと思って
 それなのに、君はそんなに普通で……なんなのさ。
 僕は、こんなに、君のことばっかり考えてるのに、不公平だよ……だから』

「……ごめん」

『……嫌いになった?』

「なるか」

『なんで』

「やっぱりかわいいなって思ったから」

『っ……久しぶりに言われた、そんなの』

「……なあ、さっきのってさ……そういう事だって、自惚れてもいい?」

『……君が、僕を嫌いじゃないなら』






5.我儘なんて、言ったら嫌われる



「この中だとどこがいい?」

『どこでもいいよ』

「何食べたい?」

『なんでもいいよ』

「苦手な映画のジャンルとかある?」

『大丈夫だよ』

「…………なあ」

『え、な、なに?』

「俺、そんな狭量に見えるかな?」

『な、ん……で?』

「候補の中だと博物館の欄ばっかり見てたし、出来れば甘いもの食べたいし、映画はホラー苦手だろ?」

『……』

「いや、その、思ってること全部言ってほしいとか、それこそそんな狭量な事は言わないけどさ
 もうちょっとくらい、遠慮しないで言ってくれた方が、なんというか、俺は嬉しいけど……」

『…………君に、嫌いになられたら、どうしようと思って』

「今ので余計にならなくなったわ、ばかめ」






6.僕には君しかいないけれど



『僕のどういうところが好きになった、とか、聞いていい?』

「急だな、なんか恥ずかしいんだが」

『ごめん、言いたくなかったら言わなくていいけど……』

「いやだから……そうだな、思いやりのあるところ、繊細なところ、普段あんま見せないだけですごい女の子っぽところ
 そこ含めて、まあ惚れた弱みかもしれんけど、可愛いとしか思えないな、大福のことは」

『ごめんごめんごめんやめてやめてやめて恥ずかしい恥ずかしい』

「……自分から言ったくせに」

『……君だけだよ、そんな風に言ってくれるの』

「大福?」

『僕は、君のそんな優しいところが……良いと、思う……僕の周りでも、君が優しくていい人だっていうのはみんな言う』

「え、なにそれ恥ずかしいわ」

『だから、君は、僕じゃなくても好きになってくれる人はいるんだろうなぁ、って……』

「……なんの意味があるんだよ、それ」

『ごめん』






7.独占欲の塊です

『あ、おはよ……』

「おう」

[あ、大ちゃん、おはよう]

『ムース? えっと……』

「ん、ああ、たまたまそこで会ってな」

[珍しいよね、普段は全然登校時間被らないのに]

『……そ、そっか』

「大福? どうした?」

『ん、ううんっ、なんでも、ないよ』

[……あぁ、ごめん二人とも、私先に行くね。先生に用事頼まれてたの忘れてた]

「お、おお、また後でな…………大変だな、クラス委員も」

『……』



こんなことで、いちいち心がざわつく自分が嫌い

こんな僕を見せたら、きっと君にも嫌われてしまう

だから、絶対に見せたくありません。






8.少し後ろめたくて



「悪い、待たせた」

『ううん、大丈夫だよ……あれ』

「ん、どうした」

『え、ううん……その、後輩の女の子からプレゼントもらってなかったっけ? 鞄に入れてるの?』

「あ? あー……受け取らなかった」

『え?』

「悪いなとは思ったけど、たぶん、そういう意味合いで俺に渡して来てるんだろうなって子には返した
 そういうのは、受け取らないことにしてるんで、って」

『……そうなんだ』

「なに? また後ろ向きなこと考えてる?」

『ち、ちがうよっ……ちょっとだけだよっ!』

「ちょっとは考えてんじゃねーかよ」

『う、うぅ』

「いいから、俺はお前が後でくれるヤツだけ楽しみにしてる」

『……うん』



違うよ

君の言うとおり、確かに少し後ろめたいよ

でも、少し後ろめたくて

少し―――嬉しいんだ






9.愛してるなんていえません



「なんで?」

『な、なんでって』

「聞きたいんだけどな」

『恥ずかしいし』

「ごめんないっつもそんな恥ずかしいことばっかり言ってる恥ずかしい奴で」

『ち、ちがっ』

「……まあ、無理にとは言わんけど」

『…………いいのかな?』

「え?」

『こんな、こんなどうしようもない僕だけど―――好きになっても、いいのかな?』












自信がありません。

いつも自分の嫌いなところばかりを見つけてしまいます。

いつも君に嫌われてしまうだろうなということばかりを考えてしまいます。

自分が嫌いです。

君に好きになってもらえるなんて信じられません。

でも、信じたいと思ってしまいます。

そんな傲慢な自分が嫌いです。

もっと女の子らしかったらよかったのに。

もっと君の彼女として胸を張れる子だったらよかったのに。

もっと自信があればよかったのに。

もっと君に色んなことを与えられる自分だったらよかったのに。



―――今だって、きっと君はそうだっていうだろうけど、でも

もっと、君に好きになってもらえる自分なら、とか、そんなことを考えてしまいます。



10.全ては君が好きだから






fin.
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